所蔵作品案内
Collection
題名「花器 金・プラチナ象嵌「光琳」」
- 黒木 国昭
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1945年 宮崎県小林市(旧須木村)生まれ。
終戦間もない環境に育った黒木は18歳で集団就職列車にて上京し山谷硝子に就職。
捨ててしまうガラスの屑(カレット)に夕日が当たり輝く様を見て「ガラスで生きていく」事を決心する。
また同時期に東京国立博物館にて出会った尾形光琳の紅白梅図に深い感銘を受け、
ガラスにおける琳派の作品制作に没頭。以後半世紀以上にわたり日本の伝統や文化、歴史を表現した創作に心血を注ぐ。
その他の代表作として環境問題を発信する「綾切子」や、現代日本のアールヌーヴォー「新世紀ロマン」などがある。1985(昭和60年)薩摩切子復元事業参画
1991(平成3年)国の卓越技能者「現代の名工」受賞
1996(平成8年)ローマ国際美術博覧会 ローマ大賞受賞
1997(平成9年)エミール・ガレ「おだまき花形花瓶」復刻
2002(平成14年)ジャパンエキスポ2002世界芸術文化功労賞受賞
2008(平成20年)イタリア国立ヴェネチア カ・ペーザロ博物館展
現在:日本ガラス工芸協会功労会員、JAPAN GLASS ART SOCIETY理事